専門家がおすすめするエンディングノート5選【2026年最新版】

目次

エンディングノート(終活ノート)の目的と必要性

エンディングノートとは、万が一に備えて「自分の情報」や「希望」を記録しておくノートです。医療・介護・葬儀・財産・デジタル情報などを整理し、残された人が困らないようにするための終活ツールとして、2026年の今、ますます注目されています。

なぜ今、必要なのか?

  • 高齢化と介護の多様…人生100年時代、医療や介護の選択肢が増え、本人の意思を事前に伝えることが重要に
  • デジタル資産の増加…ネット銀行、SNS、クラウドなど、見えない情報の整理が必要に
  • 家族構成の変化…単身世帯や遠距離家族が増え、「誰が何を知っているか」が不透明になりがちに

書くことで得られる安心

  • 医療・介護・葬儀の希望を記録しておけば、家族が迷わず対応できる
  • 感謝の言葉や自分史を残すことで、心の贈り物になる
  • 不動産や金融情報を整理すれば、遺言書作成の参考にもなる
  • 自分の人生を振り返ることで、今後の生き方が明確になる

エンディングノートは「未来の不安を減らす」だけでなく、「今を安心して生きる」ための準備でもあります。

こんな方におすすめ

  • 終活を始めたいが何から手を付けていいかわからない
  • 家族に迷惑をかけたくない
  • 医療や介護の希望を事前に伝えておきたい
  • デジタル情報や契約の整理をしたい
  • 自分の人生を振り返り、感謝の気持ちを残したい
  • 遺言書だけでは伝えきれない想いを残したい

エンディングノート(終活ノート)に記入する主な内容

カテゴリ内容例
基本情報氏名、生年月日、本籍、マイナンバーカード・年金手帳の保管場所など
自分史・人生の記録生い立ち、学歴、職歴、趣味、思い出の場所など
家族・親戚情報家族構成、連絡してほしい親戚の連絡先
医療・介護の希望かかりつけ医、延命治療の希望、入居したい施設など
葬儀・お墓の希望葬儀の形式、納骨方法、喪主の指定など
財産・保険情報銀行口座、有価証券、不動産、保険契約と受取人
契約・支払い情報公共料金、サブスク、その他の契約内容
遺品の取り扱いコレクション品、思い出の品の行方
デジタル情報スマホ・PCのIDやパスワード、メールアドレスなど
遺言書の有無遺言書の有無と保管場所
メッセージ家族や友人への感謝の言葉、伝えたい想い

エンディングノート(終活ノート)の書き方と注意点

1. 書き方は自由でOK

エンディングノートには決まった形式やルールはありません。自分の思いや情報を、好きな方法で記録できます。

  • 手書きでもパソコンでもOK
  • 写真を貼ってスクラップ風にしてもよい
  • バインダー形式なら後からの見直しがしやすい
  • 市販のノートを使えば、項目が整理されていて始めやすい

「何から書けばいいか分からない」場合は、市販のテンプレートを活用するのがおすすめです。

2. 定期的に見直すことが大切

一度書いて終わりではなく、定期的な更新が必要です。環境や気持ちは時間とともに変化します。

  • 誕生日や年末など、節目に見直す習慣を
  • 医療・介護・財産など、状況に応じて更新を

「今の自分」に合った内容に保つことで、安心感が持続します。

3. 保管場所と伝え方に注意

ノートには個人情報が多く含まれるため、保管方法には配慮が必要です。

  • 人目につかない場所に保管する
  • 自分で保管場所を忘れないようにする
  • 信頼できる人に保管場所を伝えておく

「見つけてもらえない」ことがないよう、最低限の共有はしておきましょう。

エンディングノート(終活ノート)の選び方

エンディングノートは種類も形式もさまざまです。自分に合った一冊を選ぶことで、無理なく続けられ、家族にも伝わりやすくなります。選ぶ際のポイントは以下の4つです

  1. 書き方が不安な人は「解説付き・コラム付き」のノートがおすすめ
  2. 書き残したい項目があるかどうか目的に合わせて選ぶ
  3. 書きやすく、家族と共有しやすいか
  4. 法的効力との違いを理解して選ぶ

書き方が不安な人は「解説付き・コラム付き」のノートがおすすめ

「どんな項目を書けばいいのか分からない」「自分に合ったノートが選べない」と感じる方は、解説やコラムが充実したエンディングノートを選ぶと安心です。
専門的な知識がなくても、相続や医療・介護などの情報を読みながら理解できるため、初めての方でもスムーズに書き始められます。特に、あらかじめ項目が整理されているタイプなら、順番に埋めていくだけで自然とノートが完成する構成になっているため、終活の第一歩として最適です。

また、網羅的な項目が含まれているノートを選ぶことで、「自分では気づかなかった大切な情報」にも目を向けることができ、記載漏れの防止にもつながります。終活を始めるタイミングで書き始めることで、自分の気持ちや価値観を整理するきっかけにもなります。

書き残したい内容に合わせて選ぶ

エンディングノートを選ぶ際は、「自分が何を残したいか」という目的に合わせて項目の内容を確認することが大切です。ノートによって記入できる情報の範囲や重点が異なるため、目的に合った構成かどうかを見極めましょう。

目的別の選び方例

  • 亡くなった後の希望を伝えたい人
    → 葬儀の形式、納骨方法、相続に関する項目があるノート
  • 人生を振り返りたい人
    → 自分史、年表、学歴・職歴などの記入欄が充実しているノート
  • 重要情報を整理しておきたい人
    → 銀行口座、保険契約、暗証番号、デジタル情報などの記録欄があるノート

③ 書きやすく、家族と共有しやすいか

エンディングノートは「書くこと」だけでなく、「誰かに伝えること」までを見据えて選ぶことが大切です。使いやすさと共有のしやすさは、ノートを長く活用するための重要なポイントです。書いたあとの「見つけてもらえるか」「活用してもらえるか」まで考えて選ぶと、ノートの価値がぐっと高まります。

  • 形式が自分に合っているか
    手書きが好きな人は紙タイプ、パソコンやスマホで管理したい人はPDFやアプリ型がおすすめです。
    バインダー式なら、後からページを追加・差し替えできるので、見直しや更新がしやすくなります。
  • 記入欄の広さや構成
    書きたい情報が多い場合は、記入スペースが広めのノートを選びましょう。
    項目が整理されていて、順番に埋めていくだけで完成する構成だと、初心者でも安心です。
  • 家族に見せやすいか
    コピーしやすい構成や、クラウド保存できるデジタル型なら、家族と共有しやすくなります。
    「見せるタイミングが難しい」と感じる人は、保管場所だけでも信頼できる人に伝えておくと安心です。

法的効力との違いを理解して選ぶ

エンディングノートは大切な意思を伝える手段ですが、法的効力はありません。そのため、記載したい内容によっては遺言書との併用が必要です。「気持ちを伝えるためのノート」なのか、「法的手続きを意識した記録」なのかを区別することで、自分に合ったノートを選びやすくなります。

  • エンディングノートには法的効力がない
  • 財産分与や相続を確実にしたい場合は、遺言書の作成が必要
  • ノートは「気持ちや希望」を伝える補助ツールとして活用する

専門家がおすすめするエンディングノート5選

ここからは、終活支援の現場に携わる専門家の視点から、2026年の今おすすめしたいエンディングノートを5冊ご紹介します。

まずご紹介するのは、前回の記事でも取り上げた定番の2冊です。基本に忠実な構成で、初めてエンディングノートを書く方でも迷わず情報を整理できる内容となっており、2026年版でも引き続き安心しておすすめできる一冊です。

一方、今回新たに加えた3冊は、2026年の相続法改正や社会的なニーズの変化に対応した最新のエンディングノートです。法制度の見直しや単身世帯の増加、デジタル資産の管理といった現代的な課題に寄り添いながら、実用性と使いやすさを兼ね備えた構成が特徴です。それぞれのノートには異なる強みがありますので、ご自身の目的やライフスタイルに合った一冊を見つけてみてください。

① 一番わかりやすい エンディングノート/監修 東 優(ひがし まさる)/リベラル社

画像出典:リベラル社|一番わかりやすいエンディングノート
基本情報

タイトル:一番わかりやすいエンディングノート
出版社:リベラル社
著者:監修:東優

サイズ B5判/ページ数 61p/高さ 26cm
商品コード 9784434265792
暗証番号などの重要情報を保護する「マル秘カード」と「スクラッチシール」付き

【目次】

  • 人生の振り返り
  • もしもの時に備えて認知症・介護編
  • もしもの時に備えて医療編
  • 葬儀・お墓について
  • 財産・相続について
特徴
  • 終活の流れに沿って項目を埋めていくだけで完成するエンディングノート
  • 見開きやすく書き込みやすい法改正にも対応した解説付き
  • 情報漏洩にも配慮され、暗証番号などの重要情報を保護する「スクラッチシール」で必要になるまで隠すことができる。
  • 項目や解説内容が充実しているのに約1000円で購入できてコスパ◎
おすすめのポイント

文章構成が終活の流れに沿っているため、迷わず書くことができる。
遺言書の書き方や介護施設の特徴など終活に関連する情報が含まれており、知識を入れながら書き進めることができる。外観がシンプルなデザインなので書く人を選ばないのもポイント。

② コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート

画像出典:KOKUYO|エンディングノートもしもの時に役立つノート
基本情報

「もしもの時」に備え、自分の大切な情報を1冊にまとめておけるノート。

【サイズ】 6号(セミB5) 【寸法】 タテ252×ヨコ179mm
【枚数】 32枚(64ページ)
【紙質】中紙/上質紙・帳簿用紙[特厚口]100g㎡/
【製本様式】 糸かがりとじ
【付属品】オレフィンカバー付き・ディスクケース付き

主な記入項目
・自分の基本情報
・銀行口座について ・保険について
・口座自動引き落としについて
・有価証券 ・その他金融資産について
・不動産について ・借入金・ローンについて
・クレジットカード ・電子マネーについて
・保険について ・年金について
・携帯・パソコンについて
・WEBサイトのIDについて
・宝物・コレクションについて
・ペットについて ・友人知人一覧
・重要な連絡先について(家族・親族一覧)
・親族表 ・命日メモ ・冠婚葬祭メモ
・医療・介護について ・葬儀・お墓について
・相続・遺言について

特徴
  • 文房具でなじみのあるコクヨが作ったノートで、程よい厚みがある質感とインクが滲みにくく滑らかな書き心地が◎
  • 中紙は長期保存に適したオリジナル原紙「コクヨ帳簿紙」を採用がされており保管にも最適
  • 手触りの良い半透明のオレフィンカバーやディスクケース付きと付属品も充実
  • もしも時に備えるに為に項目を整理したい時には手軽な一冊
おすすめのポイント

もしもに備えて最初に手にするノートとしては記入項目も充実しており、終活で困った事例や相続と遺言書の基礎知識の解説もあり網羅的に把握することができる。
項目数に比べてページ数が少なく、書く項目欄は小さ目なので、若い人にも手軽に書き始めやすい一冊。

③ 一番使えるわたしのエンディングノート―今日から役立つ、書き忘れがない/山田 静江【監修】/主婦の友社

基本情報

タイトル:一番使えるわたしのエンディングノート―今日から役立つ、書き忘れがない
出版社:主婦の友社 (2025/8月発売)

サイズ B5判/ページ数 124p/高さ 26cm
商品コード 9784074619658

【目次】

1 私の基本情報
2 通信・ライフラインの情報
3 私のお金と財産
4 介護・医療の希望
5 葬儀・お墓について
6 相続・遺言について
7 私のあゆみ
切り取り式 重要情報メモノート

特徴
  • 実用性重視で、記入漏れを防げる構成
  • 医療・介護・相続・葬儀まで幅広く対応
  • サブスク等デジタル情報の項目が充実している
おすすめのポイント

「書き忘れがない」ことを重視した構成で、医療・介護・相続・葬儀・デジタル情報まで幅広く対応。各項目には記入例やアドバイスが添えられており、終活に必要な知識を得ながら記入を進められます。サブスクやWEBサービスの管理にも対応している点が現代的です。

④ おひとりさまのためのエンディングノート/齋藤 弘道(著) 縁ディングノートプランニング協会 (監修)/文藝春秋

画像出典:文藝春秋|おひとりさまのためのエンディングノート|齋藤 弘道 縁ディングノートプランニング協会 (監修)
基本情報

タイトル:おひとりさまのためのエンディングノート
出版社:文藝春秋 (2025/9月発売)
著者:齋藤 弘道 縁ディングノートプランニング協会 (監修)

サイズ B5判/ページ数 64p/高さ 26cm
商品コード 9784163920184

【目次】
第1章 私のこと
第2章 私の医療情報
第3章 介護や看病、終末期医療
第4章 連絡先リスト
第5章 葬儀やお墓のこと
第6章 財産のこと
第7章 相続のこと

特徴
  • 単身世帯や高齢者のリアルな課題に対応
  • 行政手続きや死後事務の備えにも対応
  • 実践的な終活を考える方に最適
おすすめのポイント

単身者や身寄りのない方に向けて作られたノート。頼れる人がいない場合の備えや、行政・地域との連携方法、死後事務委任契約の考え方など、実践的な内容が充実しています。
「おひとりさま終活」の不安に寄り添い、孤独死対策やペットのことまで配慮された実用的な一冊。

⑤ 一番かんたんエンディングノート 2026年相続法改正対応版/ 曽根恵子(著)/ 扶桑社

基本情報

タイトル:一番かんたんエンディングノート 2026年相続法改正対応版
出版社:扶桑社 (2025/8月発売)
著者:曽根恵子

サイズ B5判/ページ数 68p/高さ 26cm
商品コード 9784594624033

【目次】

  • エンディングノードが必要な理由
  • 私について
  • お金・資金について
  • 健康状態につて
  • 私の死後について
  • 大切な友人・知人へのメッセージ
  • 法的に効力のある(自筆証書遺言)の書き方

お得な7大付録
01:重要情報の秘密を守る「暗証番号保護シール」
02:思い出の写真収納ポケット
03:法務局に持っていくだけ「自筆証書遺言シート」
04:もしものときに携帯できる「緊急連絡先・かかりつけ医シート」
05:これからしたいことプランニングシート
06:これまでの振り返りに役立つ自分史年表
07:プリントして何回でも書き直せるダウンロード式「財産目録」

特徴
  • 「もしも」に備えて自分の情報から死後の希望まで一冊にまとめたエンディングノートの決定版。
  • 付録が充実しており、暗証番号の保護シールなど情報管理にも配慮されている。
  • 法改正に対応した最新情報を反映した内容となっている
おすすめのポイント

2026年の相続法改正に対応した最新版。法律や制度に不安がある方でも安心して記入できるよう、図解やチェックリストが豊富に盛り込まれています。「何から書けばいいかわからない」という方でも、順を追って記入できる構成で、法的な視点からの備えにも強い一冊です。

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